カテゴリー: 転職情報
タグ: キャリアプランニング, 業界動向, エンジニア転職, SIer, 自社開発
タイトル: 【2024年最新】SIerと自社開発、どっちがいい?エンジニアのキャリア選択を徹底解説
はじめに
こんにちは!エンジニアとしてのキャリアを考えている皆さん、「SIerはブラック」「自社開発がいい」という話をよく聞くけれど、本当のところはどうなのでしょうか?今回は、SIerと自社開発のメリット・デメリットを公平な視点で比較し、あなたに合ったキャリア選択のヒントを提供します。
1. 自社開発の本当のメリット/デメリット
①新しい技術(AIやデータサイエンス)を試せる?
メリット:
- 最新技術の導入に積極的な企業も多い
- 自社サービスの改善のために新技術を活用する機会がある
デメリット:
- 企業や部署によっては既存技術の維持が中心の場合も
- 新技術の導入には予算や承認プロセスが必要な場合がある
②給与がいい?
メリット:
- 成長企業では高給与や豊富な福利厚生を提供することも
- スキルに応じた柔軟な給与設定がされやすい
デメリット:
- 企業規模や業績によって給与水準に大きな差がある
- スタートアップなどでは初期の給与が抑えられる場合も
③残業がない?
メリット:
- 働き方改革を推進している企業も多く、残業削減の取り組みがある
- フレックスタイムやリモートワークなど、柔軟な勤務形態を採用している場合が多い
デメリット:
- サービスの状況によっては繁忙期の残業が避けられないこともある
- 小規模な企業では人員が限られ、一人当たりの負担が大きくなる可能性がある
2. SIerの本当のメリット/デメリット
①新しい技術(AIやデータサイエンス)が試せない?
メリット:
- 大規模プロジェクトで最新技術を扱うチャンスがある
- 様々な業界の案件に携わることで、幅広い技術経験を積める
デメリット:
- クライアントの要望に縛られ、新技術の導入が難しいこともある
- レガシーシステム(新たな技術の登場によって相対的に古くなってしまったコンピューターシステム)の保守運用が中心の場合もある
②給与が低い?
メリット:
- 大手SIerでは安定した給与体系がある
- 経験を積むごとに着実に昇給するキャリアパスが明確
デメリット:
- 初任給は自社開発系と比べて低めの場合がある
- 成果主義よりも年功序列の傾向が強い企業も
③残業が多い?
メリット:
- 大手企業では働き方改革を推進し、残業削減に取り組んでいる
- プロジェクト管理の改善により、以前より残業は減少傾向
デメリット:
- クライアントの要望や納期によっては残業が避けられないこともある
- 複数のプロジェクトを掛け持ちする場合、業務量が増える可能性がある
3. 会社の良し悪しを見分ける方法
①技術力と挑戦姿勢
- 技術ブログの有無や内容をチェック
- 採用面接で最近取り組んでいる技術についての質問
②社員の雰囲気と働き方
- 面接時の社員の様子や対応
- 残業時間や有給取得率などの公開情報
③成長機会と評価制度
- 研修制度や自己啓発支援の有無
- キャリアパスの明確さと評価基準の透明性
④企業の将来性
- 業界内での位置づけと市場シェア
- 新規事業や海外展開などの成長戦略
自分のキャリア目標と価値観に基づく選択
SIerと自社開発、どちらが「正解」というわけではありません。重要なのは、自分のキャリア目標や価値観に合った環境を選ぶことです。以下に、様々なタイプの方に合わせた選択肢を詳しく紹介します:
1. 技術的な興味と成長
- 最新技術にキャッチアップしたい方:急成長中のスタートアップや技術志向の強い自社開発企業を選択。AIやブロックチェーンなどの最先端技術に触れる機会が多い。
- 基礎から応用まで幅広く学びたい方:大手SIerを選択。様々な業界のプロジェクトを通じて、基本的な設計からシステム構築まで幅広く経験できる。
- 特定の技術で深い専門性を身につけたい方:その技術に特化した自社開発企業やテックカンパニーを選択。例えば、データサイエンスならデータ分析専門の企業など。
2. キャリアパスと将来性
- マネジメントへのキャリアアップを目指す方:大手SIerを選択。プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへのキャリアパスが明確。
- 起業や新規事業立ち上げを将来的に考えている方:ベンチャー企業や新規事業部門のある自社開発企業を選択。事業の立ち上げから成長までのプロセスを間近で学べる。
- グローバルなキャリアを築きたい方:海外展開している大手SIerや、グローバル展開している自社開発企業を選択。海外プロジェクトや海外転勤の機会が多い。
3. 働き方とライフスタイル
- ワークライフバランスを重視する方:働き方改革に積極的な自社開発企業を選択。リモートワークやフレックスタイム制度が充実している企業が多い。
- 安定した収入と福利厚生を求める方:大手SIerを選択。年功序列の傾向が強く、長期的に安定した収入が見込める。
- 裁量性が高く、自由な働き方を求める方:スタートアップや小規模の自社開発企業を選択。役割や責任が明確で、自己裁量の範囲が広い。
4. 学習と成長の機会
- 体系的な研修制度を求める方:大手SIerを選択。新人研修から中堅社員向けの技術研修まで、充実した教育制度がある。
- 実践的なスキルを素早く身につけたい方:ベンチャー企業や中小の自社開発企業を選択。小規模組織ゆえに、早い段階から重要な役割を任される機会が多い。
- 幅広い業界知識を得たい方:SIerを選択。様々な業界のクライアントと仕事をすることで、ビジネスの幅広い知識を得られる。
5. 仕事の性質と満足度
- 直接的な成果や社会への影響を感じたい方:自社サービスを持つ自社開発企業を選択。自分の仕事が製品やサービスに直結し、ユーザーの反応を直に感じられる。
- 大規模プロジェクトに携わりたい方:大手SIerを選択。国や大企業の基幹システム開発など、社会的影響力の大きいプロジェクトに参加できる機会がある。
- 変化や挑戦を楽しみたい方:スタートアップや急成長中の自社開発企業を選択。事業の拡大や新規サービスの立ち上げなど、常に新しいチャレンジがある環境で働ける。
これらの選択肢を参考に、自分の価値観や目指すキャリアに最も合致する環境を選んでいくことが重要です。また、キャリアの途中で方向転換することも可能なので、まずは自分の興味や適性を探るために一歩を踏み出すことから始めましょう。
まとめ
SIerと自社開発、どちらが「正解」というわけではありません。重要なのは、自分のキャリア目標や価値観に合った環境を選ぶことです。
どのキャリアパスを選んでも、常に学び続ける姿勢が大切です。Python Portfolio Program (PPP)では、SIerや自社開発など、どのようなキャリアパスを選んでも役立つPythonスキルを、実践的なプロジェクトを通じて習得できます。自分のペースで学べるサブスクリプション形式なので、現在の仕事と両立しながらスキルアップが可能です。
あなたの価値観とキャリア目標に合った選択をし、エンジニアとしての成長を続けていきましょう!
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